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コロナ禍でも安定した分配金:上場インデックスファンド豪州リートETF(1555)

上場インデックスファンド豪州リートETF(1555/上場Aリート)は手軽にオーストラリアの不動産に投資することができ、家賃収入等の利益を得ることができます。

分配金と利回り

上場Aリートはコロナ禍においても安定的な分配金を出しています。

決算日分配金(円)
2020年7月期9.5
2020年5月期9.6
2020年3月期9.4
2020年1月期9
平均9.375
コロナ禍における上場Aリートの分配金

コロナの影響がありそうな2020年1月~7月の分配金ですが、平均して9.3円くらいだしています。この分配金はコロナショック以前とほぼ変わりがありません。

一方で株価というとコロナショックでかなり売り込まれました。現在はある程度回復していますが、未だコロナ前の水準には戻っていません。

下の図は上場Aリートの株価と年間利回りのグラフです。

上場Aリートの株価と年間利回り

年間利回りは2020年1月~7月の分配金の平均(9.375円)で1年間支払われたとして、『1口当たりの分配金(56.25円)÷株価×100』で算出しています。

コロナショック以前の年間利回りは概ね3~4%で安定していました。一番売り込まれた時で利回りは6.92%まで上がりました。

7月10日の株価1217円ですと4.62%となりますが、未だ割安な水準と言えるでしょう。

今後の展開は?

そもそも上場Aリートがここまで売り込まれ、株価の回復が遅い原因は、豪州政府が4月に新型コロナウイルスの発生源調査を世界に呼び掛けたことに対し、中国は豪州への渡航自粛の勧告や、豪州産牛肉の輸入制限などの対抗措置を講じていることも原因の一つです。豪州にとって中国は鉄鉱石や牛肉等の主要な輸出先です。中国との関係が一段と悪化するような場合には、豪州リートは軟調な展開となりそうです。

一方で、新型コロナウィルスの第一波の封じ込めにはほぼ成功しました。下の図は豪州の新型コロナウィルス感染者の推移です。

豪州リート市場動向と見通し(2020年7月号) ニッセイアセットマネジメント株式会社より

豪州国内の新規感染者はここ数週間、1日当たり20人を下回る水準で推移していました。しかし、オーストラリア南東部ビクトリア州内で7月7日、191人の新規感染者が見つかり、前日の127人から急増しました。メルボルンが感染の中心地で、南半球の本格的な冬を迎えて第2波への懸念が高まっているのも確かです。

対応策としてビクトリア州政府は感染のホットス ポットとされるメルボルン郊外地域において、7月1日深夜から4週間のロックダウン(都市封鎖) を再導入し、6日には7日からニュー・サウス・ウェールズ州との州境を閉鎖することを発表しました。こうした対応で新規感染者数が減少傾向となれば、豪州リートは上昇の勢いを取り戻すものと思われます。

一般論的に、安定した成績を出すのに、資産を分散させて長期で運用することが良しとされています。米国で新規感染者数の増加が止まらない中、資産を分散させることの大切さが改めて確認されていると思います。地理的に分散させることももちろん大切で、豪州は南半球で主要な投資先の一つです。

将来的にはコロナウィルスも撲滅し、中国との関係も回復しますので割安な今、たくさん買っておこうと思います。

上場Aリートの概要や将来性については以下の記事で紹介しています。合わせてお読みください。