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暴落相場で強い銘柄:日本取引所グループ(8697)

コロナショック・原油ショックにより、私が保有する銘柄の多くが含み損に陥っていますが、その中でも元気な銘柄があります。

その一つが、日本取引所グループ/JPX(8697)です。

経済環境の悪化から多くの企業からの減配も考えられると思いますが、なんと3月23日に増配も発表されました。

それではJPXと日経平均株価の値動き(終値)の比較を見てみます。集計期間は2月3日から4月8日です。

2月3日時点の株価(JPX : 1,940円,日経平均株価 : 22,971.94円)を100として比較を行ったものが下の図です。

コロナショックが顕著に株式市場に現れ始めたのが2月25日ごろからですが、日経平均株価はずるずる下がり続けて最大で28%も下落してしまいました。それに対してJPXは最大でも15.5%の下落と日経平均と比べてかなり耐えることができていました。

4月8日時点で日経平均は15%の下落に対して、JPXは11%の増加となり、その差は26%も違います。

JPXがここまで強い要因は暴落局面における売買代金の増加にあります。暴落が起きるとボラティリティが高くなって、活発に取引が行われますが、JPXは現物の売買代金並びに金融デリバティブ及び商品デリバティブの取引高等に応じた「取引料」を取ることができます。

2019 年度及び 2020 年 3 月(月間)の売買状況について より

2019年度の東証市場第一部の1日平均売買代金は2兆6000億円程度だったので、2020年3月は約1.5倍に増加しています。

2019 年度及び 2020 年 3 月(月間)の売買状況について より

また、ETF市場に関しては2019年度の1日平均2,182億円に対して2020年3月は3倍以上の売買代金でした。

売買代金の増加によってJPXが受け取る「取引料」も増加していきます。このような暴落局面でもしっかり儲ける構造を持っているJPXは最強のインフラ企業だと思います。私設市場のようなものもありJPXを通さずに取引されることも可能ですがそれはほんの一部に過ぎず、金融市場を提供している企業としてはほぼ独占状態です。

3月23日に連結業績予想数値の前提となる通期の1日平均の売買代金・取引高について、最近の市況動向を踏まえ、株券等を3兆500億円(前回開示資料比 2,500 億円増)に増額するなど、通期連結業績予想を修正しています。

それに伴い、2020年3月期の末期配当を24円から30円に6円の増額を行い、通期では48円から54円の増配となりました。

JPXの収益構造や配当・株主優待について以下の記事でも紹介しています。ぜひ合わせてお読みください。

このような銘柄をポートフォリオに加えておくことで、暴落局面での防御力も格段に上がると思います。私ももっと買っておけばよかったなと思っています。