固定ページ

下落相場でも儲けることができる?!日経平均ダブルインバースETF(1357)を買ってみた。

2020年4月2日

私は長期保有&配当金再投資を軸として資産形成を目指しています。

上昇相場ですと配当金を頂きながらそれを再投資し、また含み益も増えていくという構図で理想的なのですが、下落相場ではそうもいきません。

配当金を再投資しても含み損は増えるばかり、さらに景気が悪くなってきているということで減配される恐怖と日々戦わなければなりません。

私のようなバイ&ホールド戦略の人は、配当金収入が唯一のプラスになるわけですが、配当金額が含み損額を上回る(トータルでプラス)ためにはかなりの時間を必要とするでしょう。

日経平均株価指数 SBI証券より

上の図は過去3カ月の日経平均株価指数です。直近では少しリバウンドしているものの、明らかに下落相場で現物取引だけで儲けることは至難の業です。

2020年3月30日現在の新型コロナウィルスによる下落相場では、これからさらに二番底を付けに行くと予想しており、減っていく資産をただただ見ているだけになりそうです。

もちろん相場の下落局面でも儲けることができます。取引としては、信用取引での空売りや日経平均先物の売りなどがあります。ただし、これらは信用取引口座や先物取引口座の開設が必要であり、保証金や証拠金を積む複雑な取引となるため、実際のところ、手軽に取引できるものではありません。

私のような初心者投資家は株式口座しか開設していないでしょうし、信用取引は借金を背負いそうでなんか怖いし、するつもりもないのでそもそも勉強もしていません。

現物株式でも下落相場で儲けることができます。

現物だけのつもりだから株式口座しか持っていないけど、含み損がただただ拡大していくのを指をくわえてみているだけは嫌!という方におススメなのがインバース型ETFです。「インバース」とは「逆」という意味です。

インバース型ETFでは、原指標の変動とは逆の値動きをする指標に連動するように設定されるため、原指標が上昇すると価格が下がり、原指標が下落すると価格が上がります。

上の図のように日経平均ETFが10%下がれば、インバース型ETFは10%上昇します。

(熊が爪を振り下ろすような下落相場で利益がでることから、ベア型ETFとも呼ばれています。)

インバース型よりも効率よく稼ぐことができるものにダブルインバース型があります。

例えば日経平均が10%マイナスならば、ダブルインバース型は20%プラスになります。

ETFなので通常の株式と同じように取引ができ、原指標が下落すればインバース型は上がるので下落相場でも稼ぐことができます。

本日、勉強がてらNEXT FUNDS 日経平均ダブルインバース・インデックス連動型上場投信(1357)を1,221円で15口購入してみました。

長期投資には向かない

ダブルインバース型は「日々の騰落率を日経平均株価の日々の騰落の-2倍に連動」させており、「ある時点からその時点までの日経平均騰落率の-2倍に連動」させているわけではないので、ずれが発生します。

例えば日経平均が初日に100円として、次の日+10.0%上昇して110円に。また次の日-9.09%下落して元の100円に戻るとします。

この時、ダブルインバース型は「変動率が – 2倍」なので初日を100円とすると次の日に – 20.0%下落して80円に。また次の日は80円から + 18.18%上昇して94.544円になります。つまり元の100円には戻らず、少し損していることになります。

ずれの大きさは期間内の日々の変動の程度により異なりますが、一般的には日経平均株価が上昇・下落を繰り返すほど大きくなる傾向(上にも下にも)があります。このずれがダブルインバース型ETFの保有期間が長いほど不利になっていく主な要因です。これをまた、「滅価」と言います。

短期での取引を行う分にはずれの影響は小さいので、スポット的な売買に限定した方が良いです。

また、今回購入した1357の信託報酬率(税抜き年率)0.80%で、これが株価に組み込まれていていくことも不利になっていく理由となります。またETFの構成銘柄を見てみると日経平均先物となっていることから、もちろん分配金も支払われません。これも長期投資に向かない理由です。

さらに日銀も日本株ETFの買い付けを行っているので、下値を限定されてしまうこともインバース型ETFには不利となってしまいます。

コロナショックのような下落相場になると、不安を抱えたまま何もできない状況に陥りがちです。しかし、インバース型ETFがあることを知っていると、そのような相場に対応する手段をひとつ手に入れることができます。